文化芸術の振興

世代国境に関係なく共感できる文化芸術

文化芸術振興基本法の冒頭に、「文化芸術を創造し、享受し、文化的な環境の中で生きる喜びを見出すことは、人々の変わらない願いである。また、文化芸術は、人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである。

更に、文化芸術は、それ自体が固有の意義と価値を有するとともに、それぞれの国やそれぞれの時代における国民共通のよりどころとして重要な意味を持ち、国際化が進展する中にあって、自己認識の基点となり、文化的な伝統を尊重する心を育てるものである。
 
我々は、このような文化芸術の役割が今後においても変わることなく、心豊かな活力ある社会の形成にとって極めて重要な意義を持ち続けると確信する。

しかるに、現状をみるに、経済的な豊かさの中にありながら、文化芸術がその役割を果たすことができるような基盤の整備及び環境の形成は十分な状態にあるとはいえない。二十一世紀を迎えた今、これまで培われてきた伝統的な文化芸術を継承し、発展させるとともに、独創性のある新たな文化芸術の創造を促進することは、我々に課された緊要な課題となっている。

このような事態に対処して、我が国の文化芸術の振興を図るためには、文化芸術活動を行う者の自主性を尊重することを旨としつつ、文化芸術を国民の身近なものとし、それを尊重し大切にするよう包括的に施策を推進していくことが不可欠である。
ここに、文化芸術の振興についての基本理念を明らかにしてその方向を示し、文化芸術の振興に関する施策を総合的に推進するため、この法律が制定された。」

文化芸術の振興は人類の営みに平和と潤いを享受する媒体であり、世代を超え国境を越え共感と感動を共有できる無限の価値を生み出す不可欠のものです。藍住町にも世界に誇れる歴史的文化遺産がある。

藍住町の象徴・藍の博物館

大藍商であった旧奥村家屋敷の13棟の建物が昭和62年に11代当主奥村武夫氏から藍住町に寄附され、併せて13万点におよぶ奥村家文書も町所有となったのを機に、旧屋敷内に展示1号館を新設し平成元年8月1日に開館しました。
設立目的は旧屋敷・奥村家文書・藍関係民俗資料(国指定)の恒久的保存と学術的利用をはじめ、藍の専門博物館として阿波藍の知識を普及するとともに、藍の生活文化の創造と藍の情報センターとしての役割を担っています。

阿波藍の歴史

阿波藍の栽培のはじまりは、山岳地方で阿波忌部氏が織った荒妙を染めるため、平安時代から栽培しはじめたという。文安2年(1445)には大量の葉藍が畿内に出荷されている。とくに戦国時代は武士のよろい下を藍で染めようと、藍の需要が高まり、三好氏の城下勝瑞では、藍玉の加工が本格化している。天正13年(1585)以来徳島藩では藍の生産を奨励し、その後藍師や藍商から取り立てる租税で、藩の財政を確立していった。

元禄期は全国的に綿作と木綿生産が普及する。それは阿波藍生産の大発展をもたらせたが、明治30年代にドイツから科学染料が大量に輸入されたため、その後は衰退期に入ったが、いま天然染料の良さが見直されつつある。

連日多くの観光客で賑わう「藍の館」では藍染め体験などで本物の藍染の美しさに感動する若い女性たちも増えてきた。本物志向が高まりつつある藍染文化を多くの人に発信しそのすばらしさを伝えるため、議会でも、私の提案に賛同いただき本会議でクールビズ期間中は理事者、議員全員、藍染シャツ着用で行っている。

藍住町の、ゆるキャラ・マスコットキャラクター等、作成について2年前一般質問で提案した、当時否定的な答弁であったが、本年27年4月で町制発足60周年を迎えるに当たり藍住町をイメージしたマスコットキャラクターを一般公募により厳選され、4月に「あいのすけ」でデビューした。今後、藍住町のキャラとして活躍が期待されている。

1,小学生の活躍に期待

夏休み期間中、藍の館に訪れる観光客に対して小学生がボランティア活動で観光客に感動を与えている。さらに別の小学校では藍の栽培、染料の原料となる、宿毛づくり、独自の藍染の実施、当時の民族舞踊、藍こなし、などの踊りを体現して藍の魅力を伝える活動を行っている。

藍染の魅力は染めることにより生地が強くなることから戦国時代の武士が身にまとう鎧の下着として使われていたという。また、虫除など肌を守る効果があるとされることから、藍には薬効成分があり当時は重宝されていたようだ。

このような素晴らしい藍染文化をさらに世界へ発信できるよう、さまざまなイベントを藍住町で行えるようにしたい。例へば、藍染ファッションショーの開催、藍染作品の展覧会、等々住民の皆様のご意見をもとにしながら積極的に取り組みによって、地方創世につながることが期待できる。

2,文化芸術による子供の育成事業

小学校・中学校等において一流の文化芸術団体による実演芸術の巡回公演を行い,又は小学校・中学校等に個人又は少人数の芸術家を派遣し,子供たちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに,芸術家による計画的・継続的なワークショップ等を実施することにより,子供たちの豊かな創造力・想像力や,思考力,コミュニケーション能力などを養うとともに,将来の芸術家や観客層を育成し,優れた文化芸術の創造につなげることを目的とした事業です。

この事業は文化庁が推進する基本的には無料で提供されているものです。学校側からの要請によって講師の派遣等を行いますが、あくまで学校側の真剣度によってサービスの程度に格差が出てくる。町の教育委員会等、子供たちの文化人を育てる意欲がどれだけあるのかが左右することになる。

ひとりひとり顔が違うように個性や性格なども同じではない。それぞれの個性にあった能力を育てるのが学校の仕事であり子どもたち一人ひとりの能力を最大限引き出す努力を大人たちがあらゆる可能性を探ることが必要だ。

ちょっとしたきっかけで世界的に活躍するスーパースターも藍住町から誕生しないとも限らない。議会質問でも、文化庁が取り組む事業を最大限活用するよう提案した。県内各学校の取組状況を確認してみると、近隣自治体に比較して藍住町は遅れているように見える。
今後更に推進の強化を訴えていきます。

藍住町の文化財

藍住町には国指定文化財・2。国登録文化財・2 県指定文化財・4。町指定文化財47ある。
この文化財について国指定の勝瑞館跡、史跡、奥村家藍屋敷などは認知度は高い一方他の町文化財等については町民にもほとんど知られていないものと思われる。

天然記念物や美術工芸品等、歴史的文化遺産などは小冊子で紹介、またWEBで動画アップするなど積極的にアピールすることも歴史を学ぶ取り組みの一つであり町の魅力を再確認することもできるのではないかと訴えた。

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